研究目的

目的

我々の社会ではエネルギーの注入、物質の注入と排出が絶えず行われている。この消費量と排出量は我々の社会構造に強く依存しているため、社会構造を変化させることにより必要とされるエネルギーと物質の量を減らし、社会の持続可能性に貢献することが可能である。本研究では、輸送ネットワークのひとつである国際線航空機ネットワークを取り上げ、現実の社会経済データと環境データ、都市の位置情報を拘束条件として用いて、エネルギー、現実性、環境リスクを評価指標とした環境負荷の小さな次世代航空ネットワーク構造を、カオス乱数を用いたボトムアップ的な最適化手法で実現する方法を開発する。本研究の成果として、経済社会システムの運航で経験的に用いられてきた局所的方法論の高精度化と、利便性を保証しつつエネルギー効率を向上させた次世代航空機ネットワークの構造に関する知見を得ることを目指す。
concept


What’s new!

  • 2015年11月1日 Aki-Hiro Sato, Hidefumi Sawai, Isao Itoh, Kentaro Iwata, “An Epidemic Simulation with a Delayed Stochastic SIR Model Based on International Socioeconomic-Technological Databases”を 2015 IEEE International Conference on Big Data (IEEE BigData 2015) , Santa Clara, CA, USAにて口頭発表を行います
  • 2015年10月26日 平成27年度 第2回「京」を中核とするHPCIシステム利用研究課題 成果報告会の開催にて、佐藤彰洋(研究代表), 澤井秀文(研究副代表), 榎峠広樹, Tae-Seok Jangのグループによる「経済社会データおよび環境データを用いた空間評価指標の大規模計算」(hp140076)が優秀成果賞を受賞しました。
  • 2015年7月7日 Aki-Hiro Sato, Hidefumi Sawai, “Relationship between socioeconomic flows and social stocks: Case study on Japanese Air Transportation”, Evolutionary and Institutional Economics Review (2015)がオンライン公開となりました。
  • 佐藤彰洋, 澤井秀文, “日本国内航空輸送ネットワーク上の流量と社会ストックとの関係”, 統計数理研究所共同研究リポート, 経済物理とその周辺(11),Vol.332 (2015) pp. 90-96 (ISM14)を発表しました。
  • 2015年3月24日 EU-Japan Workshop 2015 in Kyoto and Osaka “Exploring complex socio-techno-environmental systems across the boundary”は盛況のうちに終了しました。
  • 2015年3月21日~23日京都大学百周年時計台記念館(21日、22日)・大阪梅田グランフロント大阪北館タワーCカンファレンスルーム(23日)で開催されるEU-Japan Workshop 2015 in Kyoto and Osaka “Exploring complex socio-techno-environmental systems across the boundary”(主催:京都大学大学院情報学研究科、共催:京都大学融合チーム研究プログラム 「社会技術環境システムにおける空間的レジリエンスの計量」、日本学術振興会科学研究費補助金(B)(#26282089)「システミック・リスクと社会経済システムのレジリエンスに関する研究」、後援:京都大学 デザイン学大学院連携プログラム、Center for Energy Informatics, the University of Southern Denmark、京都市、国連世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センター)に共催します。

H27年度の研究計画

  • 航空会社ごとの世界旅客機ネットワークデータの分析
  • ネットワーク構造の改善・最適化ソフトウエアの開発
  • 航空会社ごとのスケジュール改善アルゴリズムの開発

H26年度の研究計画

  • 世界的な航空機網の調査
  • 経済性、リスク、利便性の空港パラメータに基づく航空機網の多目的最適化
  • 多目的最適化アルゴリズムの効率化

H25度の研究計画

  • 経済社会データの収集
  • 環境データの収集
  • 空間環境リスクの計量
  • 航空機網の調査

問い合せ先

研究代表者 京都大学大学院情報学研究科 佐藤彰洋 aki@i.kyoto-u.ac.jp
研究分担者 独立行政法人通信総合研究所 澤井秀文


本プロジェクトは日本学術振興会科学研究費補助金基盤(C)(25390152)「経済社会データおよび環境データを用いた次世代航空機ネットワーク構造の最適化」の財政的支援を受けて行われています。