価格変動モデル

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Last-modified: 2013-10-26 (Sat) 13:43:07 (1509d)

価格変動モデル

価格変動モデルとはなぜ価格がゆらぐのか、また価格のゆらぎはどのような性質を持つのかという問題意識のもとに考案されてきたモデルです。市場価格の形成過程において重要な要素は、市場価格を提示するディーラーと、沢山の提示価格から市場価格を決定するメカニズム、そして、市場価格をディーラーに知られる公開過程の3つからなります。これを図に示すと以下のようになります。

noaround

価格の形成過程には以下のような因果の環状構造が存在します。

  1. ディーラーが提示した価格によって市場価格が決定される
  2. 決定された市場価格が公開される
  3. ディーラーは公開された市場価格をもとに提示価格を決める

このような因果の環状構造を持つ系を循環的因果律系と呼びます。循環的因果律系とは、結果→原因という因果関係がフィードバックメカニズムによってループを形成している系です。循環的因果律系は社会システム、コンピュータシステム、コミュニケーションなど幅広い分野で共通して見られるシステムです。

価格変動がゆらぐ背景にはディーラーが提示する価格から市場価格を決定するメカニズムが持つゆらぎに起因します。すなわち、多くのディーラーが提示価格を市場に出す結果自由度が非常に高くなり価格にゆらぎが生じるというわけです。すなわち、市場メカニズムを選ぶ限り、市場価格がゆらぐということは避けることができないということになります。そしてこの市場メカニズムが持つゆらぎが自律的因果律系のループに含まれます。自律的因果律系はそれ自身増幅率に当るものを持っており、この増幅率は市場の熱気と見なすことができます。この増幅率が正と負にゆらぐことによって、市場価格にはときとして大きな変動が発生すると考えると、増幅率が正負にゆらぐフィードバック系の最も単純なモデルとしてランダム乗算過程により金融市場のある側面を捉えることができるかもしれません。

以下に私の実験メモとエージェントモデルによる金融市場のシミュレーターを記載します。


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